白川又は噂通り、大きく美しい、素晴らしい谷でした。日程の都合もあり、かなりハードではありましたが… 以下行程と感想。
9月2日
18時にレンタで京都発。0時頃に小谷川林道で0付。
9月3日
不明瞭な登山道?を2時間強辿り入渓。かなりバテる。沢は大きく明るく、青い水と白い岩に感動。泳ぐ場面が多いが、水はかなり冷たい。難所も多いものの、巻き道がとりやすいためか遡行しやすい印象。火吹谷出合を過ぎ、16時に水晶谷出合で泊。
9月4日
前半は大滝を登ったり巻いたり。どれもルートはとりやすいが、一つ間違うと即死な場面ばかりでかなり神経をすり減らす。詰め上がりに近づくと沢はゴーロ帯→ガレと変わっていくが、なぜか頂上ギリギリまで高傾斜のゴルジュ地形が途切れない。尾根に逃げられないまま、ガレの詰まった浮石まみれの小滝をひたすら登らされる。まさに地獄。一度浮石だらけの壁の途中で進退窮まり、死にかけながら救助してもらった。
心身ともにボロボロになりながら、15時半に八経ヶ岳頂上着。弥山経由で縦走路と林道を延々歩き、車に着いたのは20時半。全員極限状態だった。
久々に満身創痍という感じの、燃え尽きた山行でした。内容も素晴らしいし、沢だけで標高差1300mを登り、八経ヶ岳から行程を振り返った時の達成感は最高でした。(もう一泊はするべきでしたが。)ワンゲルの現役沢面にもぜひ行ってもらいたい沢です。
最後に、誘っていただいたOBの方々に、特に最後までドライバーをしてくれたS藤さんに改めてお礼を申し上げます。