集合は3/15の夜関空にて、ここでCLがウエストポーチを忘れてきたことに気付く。地図はコンビニで印刷できたが笛とコンパスは手に入らなかった。また食当が鍋を忘れていたことも発覚した。
16日、数日前からO柳が石垣島で観光をしていたので彼に手伝ってもらい、買い出しは早めに終わったため、西表行きのフェリーの時間まで各自まったりと過ごす。鍋もこの間に適当に買った。
西表に着いて局留めしたザックを受け取ったところでさらにトラブルが発生。小山のヘルメットとCLの沢靴が見つからないのだ。非常にマズいのですぐに郵便局に問い合わせる。ヘルメットは石垣の郵便局に落ちていたらしいので翌朝一番のフェリーで届けてもらえるようだが沢靴は見つからない。何もせずにいても仕方がないので地下足袋と草鞋を着けて仲間川に行くことにした。またどうせ使用2年目になる沢靴を買い換えようと思っていたので先輩に買って送ってもらうようにお願いした。21日には届くらしい。
そして食当が石垣でペミのラードを買い忘れていたことも発覚。マーガリンで代用した。
17日曇
8:20宿出発
9:20入山
この辺りは整備された道をひたすら歩くだけ
10:10船着場
問題発生。過去の遡行図では船着場から一度川を渡渉し右岸を歩いていたらしいのだが満潮で渡れそうにないのだ。しきりに観光船が往来している。進めそうにないので予備日を使う覚悟で潮が引くのを待つことにした。観光船は我々を見世物のように紹介していたのでそれを嫌い船の音が聞こえる度に身を隠していたのだが一部は律儀に手を振っていた。私はそれが動物園のチンパンジーにしか見えなかった。
11:50
大柳がトイレに行こうとしたところ左岸側にテープと道らしきものが見つかった。少し潮が引いたことで道が現れたのではないだろうか。進むことにした。
13:20〜13:45
道なりに歩いていたところ急にテープが途切れてしまい、しばらく探したのだが見つからない。諦めて川に方向を合わせて突っ込むことにした。
14:30
本流発見。周囲はやや濃い藪だったので川の中をザブザブ歩くことにした。浅いところでは膝くらいまで、深いと泳ぐくらいのところをずっと水牛状態で進んだ。
15:20〜15:30 レスト
16:30
ウブンドルのヤエヤマヤシ群落から来る大きなルンゼとの出会いに到着。距離だけで言えば本来のCSまでの半分も進んでいないがこれより先はしばらく適泊地がなさそうなのでここをテン場にした。大きなインゼルのような地形なのに水は流れていないのが少し気になったが十二分な広さがある。大柳はオオウナギやカニを捕まえるための罠を仕掛けに行き、その他はテントを張ったり焚き火の準備をしたり食事の準備をしたりで思い思い過ごした。ここでまたしても問題が発覚。テントのポールが4テン用である。仕方がないからこれで張ったがやや狭い。
20時頃夕食の肉じゃがを食べた。砂糖が足りなく醤油の味しかしなかったがまあ美味しかった。マーガリンペミがいい味を醸し出していた。食後、焚き火を囲んで秘密兵器を開封していたら大柳の荷物が一部流されそうになっていた。不注意なやつだと思ってどけておいた。またしばらくして水を組もうとしたらまた沈みかけていた。ここで全て察した。潮が満ちてきているのだ。テン場に着いたのはちょうど干潮時、この日の満潮は23時頃。どんどん満ちてきている。慌ててテントを高い場所に避難させ、荷物を退ける。片付けが終わった直後に焚き火が水没した。ある程度は上っていたはずだったのだが大河の恐ろしさを痛感した。満潮時には元々テントを置いていた場所が完全に沈んでいた。
沢2日目
3/18 晴れ
出発前にO柳が罠の確認をしていたが何もかかっていなかった。残念。
7:00出発 満ちていた潮が引きまた水無川に戻っていたインゼルを上り本流と合流。前日までのマングローブなどが生い茂るジャングルとは様子が一変して急に沢らしい沢になったのでCLは草鞋を履くことにした。
ここからは目印になるようなルンゼに出会わなかったためあまり時間の記録をとっていないのだが、ゴーロ帯や明るいな河原などがあり西表とは思えないような部分も多々見られた。しかし当然西表なのでウボの存在は避けられない。そしてそのウボが草鞋に与えるダメージが強烈だった。一歩ごとに草鞋と地下足袋を引き剥がそうと強力な負荷をかけてくる。
11:00 ツタや細引きでグルグル巻きにして受けたダメージを誤魔化す努力はしたのだがついにはどうしようもないくらいにボロボロになってしまったので非常に悔しいが撤退の判断を下した。
ボロボロの草鞋をかばうようにゆっくりと来た道を引き返す。途中でオオウナギを見つけたが逃げられてしまった。ウナ沈であれば撤退の言い訳になったのだがそうはいかなかった。そうこうして前日のCSに着いたのは15時頃。干潮だったので川下りを始めた。前日よりも水深が浅かったため多少ペースが速くなった。しばらく下った適当な所で左岸に上陸し、方向を合わせて進んだら10分もしないうちに前日テープを見失った地点に到着した。それからはあっという間で18時過ぎに船着場に着いた。リヒトを使えば宿に帰ることはできそうだったが一泊分の食料が余っていたので船着場で泊まることにした。夕食の中華丼を食べて寝た。CLはシュラフが水没したためシュラフなしで寝たのだが少し寒かったのと、虫にボコボコに刺されたのであまり眠れなかった。
3/19 曇り
前日O柳が船着場でウナギの罠を仕掛けていたのだが糸が切られていたようで、ウナギの存在を匂わせて今回の山行は終幕を迎えた。不本意ではあるが、出発前の天気予報では海岸歩きの天気は良さそうなのでそちらに期待したい。

