2017年11月16日

2017後期 ハイジparty part1 鈴鹿 雨乞岳・御在所岳

 こんにちは。今期縦走のCLを務めるハイジです。ブログでの報告と役員会での報告が前後してしまってすみません。無事承認されました。指摘の通り、道の間違いが多かったのは反省点ですが、1年生が積極的に地図を確認する雰囲気があって良かったと思います。次につなげて行きましょう。


詳細は追記にて
11/11(土) 曇り
 悪天候やメンバー不都合を経ての初山行である。めでたい!(O柳さん口調で)
 出町組は5:15に集合し、京都駅でテツローが合流する。近鉄八日市駅で降り、いかがわしい書籍類を回収するポストと記念撮影。強風注意報※も納得の天候の中バスで登山口へ向かう。
※ヤセ尾根で強風に煽られさえしなければ危険でないと考え、絶好の機会を見逃したくないこともあり、CLの判断で決行した。

9:15 銚子ヶ口登山口 入山
 正規のバス停ではなく、登山口の目の前で降ろしてもらった。地元民らしきおばちゃんに熊に気をつけるよう言われる。

10:10-10:20 R
 登山口から銚子ヶ口までの2h30mは特にポイントがないので黙々と進む。紅葉は中腹部までは綺麗に残っていた。途中、規格外のサイズのミミズを発見し、ふじっこが躊躇なく持ち上げる。今思うと食当の彼は夕食前に手を洗ったのだろうか。

11:20-11:55 R
 風の寒さに耐えられず、早々に昼食R。カップラーメンを持ってくるよう指示しておいて良かった。テツローが誇らしそうに11時11分11秒の時計画面の写真を見せてくれる(この日、秘密兵器のポッキー被りは必然であった)。

12:05 銚子ヶ口(通過)

12:50-12:55 大峠R
 水舟の池へ行く看板が出ている。秘境感満載らしく行くつもりだった場所なのだが、風は私の精神的余裕さえも吹き飛ばしたようだ。

13:20 ミス発覚@
 曲がるはずの道が曲がらない。どうやら間違った尾根に入ってしまったらしいとSLのテツローが気づく。引き返し、1分ほどで復帰。

13:40 R
 フナクボという、土地名か地形名か分からないプレートがかかる場所でR。

13:45 ヤセ尾根R
 問題のクラシ前のヤセ尾根である。巻道が見えたので行ってみるが、無理そうだとテツロー。試しにCLが行ってみたが、急斜面で確かに危険かしらん。ちょうど風も止んでおり、ヤセ尾根を通ってメンバーのところへ戻り、再度全員でヤセ尾根を通過。寒さと怖さが相まってか消耗したようなのでR。メンバーのモチベーション的に、CS1イブネに到達するか怪しくなってくる。
 巻道を行った時にCLの地図が急斜面の下まで落ちてしまったので、これ以降ふじっことこつみんに見せてもらう。

15:00
 ペースが確実に落ちており、イブネまで行くことを諦める。南東の強風を避けられる平らな場所があればそこをCS1とすることをメンバーに伝える。テントの中でないと気象図が描けなそうなので、4時前には決着をつけたいところ。地図で見る限り、可能性があるのはクラシ手前か。

15:45 CS1
 クラシ手前の登山道から少し外れた土豪に隠れたところに、エアポケットのようにそこだけ平らな場所発見。そこをCS1とする。
 夕食の肉野菜炒めは、名前が一応ついてはいるが、要は残り物で作る自炊料理ではないか。こつみんは味噌汁や甘酒やヨーグルトやバナナを食べているし、テツローは絶対着替えるし、ここのメンバーは下界と山とがborder freeらしい。
 そして悪夢は突然始まった。動物が寄ってくるから食糧は中にしまおうなんて言っていたその時、テントのすぐ横で謎の足音が聞こえたのである。固まる一同。登山口のおばちゃんの言葉と星野道夫の顔が頭をよぎった。CLとして「大丈夫大丈夫」と口にはするものの、ここまで出かかっている涙を如何せん。メンバーも動揺している。猛烈に沢メンとK林が恋しくなった。彼らは安定感があるし、熊と闘っても勝てそうだ。
 しばらく経って音が聞こえなくなり、勇敢なふじっこが確認したところ周囲には何もいなく、ザックも無事だった。喜びの杯(ココア)を交わす。これで心置きなくトイレに行ける!!時折やや遠くからキュ〜ンという鳴き声が聞こえた。冷静に考えればあの足音は重量級ではなく中量級以下のものである(テツローはずっとカモシカだと主張していた)。なんにせよ無事で本当に良かった。
 20時頃就寝。少し雨が降った気がする。風は弱くなったがまだある。

11/12(日) 晴 
6:05 出発
 4時に起きたが、真っ暗だったので出発を延ばす。外に出てザックの整理をしていた時、CLのシュラフが消えた。考えたくないが、テントのすぐ横は急斜面である。考えないことにして、出発。あ〜こりゃ大出費だ〜

6:20 クラシ(通過)
6:40 イブネ(通過)
 二箇所とも木もまばらな平原である。ここでの幕営はさぞ揺れたであろう。今日のような晴れている日には快適に違いない。

6:55-7:05 R

7:15 杉峠R
 水場ポイントだったが、誰も補給せず。

7:45 雨乞岳R
 展望がない。この少し先にある東雨乞岳は良かった。

8:55 ミス発覚AR
 下りすぎている気がする。地図を確認し、東雨乞岳から違う道に入ってしまったと気づく。地形と、すれ違った別パーティーの話から現在位置を特定。R後、戻らずにそのまま進み、谷から元の道に復帰する。役員会で問題になったポイントをまとめる。
・なぜ間違えたのか?
 ・迷いやすい場所であるというメンバーの共通認識がなく、油断した
 ・東雨乞岳からの登山道は1本だと思っていた
 ・初めは正しい登山道を進んでいたが、踏み跡が消えた時にCLが、テープがあるはっきりした道という理由だけで、少し遠くにあ
  る道に入った
 ・SLは方角が違うのを感じたが、立場上CLに強く言えなかった
・なぜ戻らずに進んだのか?
・現在位置が特定できており、この道がどう続く(正しい道に合流する)かも分かっていた
 ・だいぶ下ってきたので、また上るのが面倒だった
・なぜそのまま進まずに谷から合流したのか?
 ・そのまま進んで正しい道に合流する地点は、沢谷峠を越えたところなので行き過ぎる(沢谷峠からvariationを使うつもり
  だった)
 ・正しい道は谷沿いなので、尾根より谷から合流する方が簡単かつ安全
 ・地図上も実際の見た目にも分かりやすい谷がある
そんなこんなで9:35に復帰。クラ谷分岐の手前だった。

10:40-45 沢谷峠R
 ここからはvariationを使って直接御在所岳に向かう。T田partyの記録には30分とあったが、ここでは50分かかった。なかなかの急登だったのでみんな疲れた模様。ここまでほとんど人に会わなかったが、神社が現れると突然人が多くなった。

11:30-12:20 御在所岳R
 完全に観光地。人酔いしつつカップラーメンを食べる。ご丁寧にふじっこが「あっちに大きな川が見えますよ!!」と教えてくれた(^^;;)

12:40 山上公園
 ここからescapeしてロープウェイに乗れば最終バスに間に合う。しかし予定通り徒歩下山に決定。焦らずいこうぜ

14:10-14:15 R
 中道は狭い割に利用者が多く、譲って譲られて気が滅入った。そして本格的な岩場が続く。事前にその情報を伝えてなかったのでこつみんは大変そうだった。ごめん。途中まで一緒に下りてきた温和なおじいさんが、険しいキレットをひょいひょい登っていくのに度肝を抜かれた。栗きんとんをくれたのでみんなでいただく。

15:30 一の谷山荘
 無事下山。結構ボリューミーな下りだった。テツローがスムーズにタクシーを手配してくれる。近鉄湯の山駅まで行き、みんな疲れていたので温泉も食事もなしに解散した。テツロー以外は各駅でノロノロ帰り、帰りは8時過ぎになった。


見ての通りCLとして後悔の多い山行でした。もっと地図を見ていれば、、、情報を伝えておれば、、、春までにバージョンアップせねば。でも紅葉に間に合ったし、2日目は天候も展望も良かったし、パーティーの雰囲気も良かったので楽しかったです。












posted by miya at 00:04| Comment(0) | 縦走報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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