俺とM先輩とH瀬の3人で、白川又川岩屋谷へ行ってきました。
予定では一泊二日だったけれど、ペースが良かったのですんなり日帰りにすることが出来ました。
以下、報告です。
17日
レンタカーで京都を出発。
少し渋滞があったが、22時半には岩屋谷の出合いの橋についた。
俺とH瀬は車中泊、M先輩は外寝。
18日 晴れ
5時に起床して準備を整える。
今回から俺はFinetrackのフラッドラッシュシリーズの服とライフジャケットを着用。
かなり重装備、かつ暑い。
でも、この新素材の服は素晴らしい効果を発揮してくれました。
5:43に出発。暫く岩屋谷沿いの林道をたどる。
5:57、林道終点から入谷。
川は少し増水気味だった。
谷に入ってから暫くはゴーロが続く。
特に難しくは無いが、体力消費が激しい。
谷が左に曲がるところに、斜10mの滝がかかる。
ここは俺がトップで突破。
ツルツルでかなり悪い滝だった。
足を後続に押さえてもらって一歩を踏み出し突破。
後続にはスリングを出した。
6:36〜43 レスト
この後、一カ所小滝で泳ぎとザックピストンをした。
服の撥水性が遺憾無く発揮された。
て言うかマジですごかった。
水に入っても全く寒くないし、水から上がればほとんど水が抜ける。
今までは速乾性の服を使っていたけど、レベルが違う。
4万円投資した甲斐があった。
7:08〜20 レスト
7:40 ゴーロで詰まり、厳しい岩壁を俺が無理矢理直登。
かなり厳しい登攀で緊張感があり、楽しかった。
突破した後は後続をザイルで確保。
この先にあった釜で、俺は泳ぎの練習。
本来俺の体は水には浮かばないのだけど、ライフジャケットのおかげですいすい泳げた。
ちょっと自信がついたかも。
8:06〜20 45m滝下でレスト。
俺は服の保温性が良すぎて暑かったので、滝つぼで泳いだ。
H瀬はそれにつられて泳いで、かなり寒い思いをしたようだ。
8:53 斜8m。右から登るのは簡単。
左壁に俺は挑戦したが、やばかった。
微妙なクラックに6番ナッツをぎりぎり噛ませて、A0で突破。
ナッツを使わなかったら、俺の技量では上れなかっただろう。
上のほうは簡単だけど、下のほうはスタンスが外傾ツルツル、ホールドもほとんど無い。
この先の滝でも、俺はやばい高へつりをして遊んでいた。
8:57〜9:05 レスト
9:48〜10:01 雌滝の下でレスト。

水が多くて見事。
この滝の巻きは、なかなか難しかった。
途中でザックピストンを一回。
ルーファイも難しくて、右往左往してしまった。
10:38〜58 雄滝の下でレスト。

この滝も見事。大峰最大の落差130mを誇る滝だけあって、すごい迫力だった。
巻きはまだ簡単だったが高度感が強い。
岩場もあり、体力を使うけれど楽しい巻きだった。
11:20〜43 雄滝上で昼食。
ここはテントを張れそうなスペースがあった。増水したら浸水しそうだけど。
核心部を越えたし時間も早いので、さっさと下山することにした。
このすぐ先の右岸ルンぜ脇の尾根を詰める。
12:06 稜線に到着。踏み跡は少しわかりにくいものの、テープも貼ってあって迷うことは無かった。
12:47〜55 小峠山西峰でレスト。
ここまでの稜線上の行程で俺はバテた。
沢中で飛ばしすぎたのが効いたみたい。
13:27〜39 レスト。
14:28 岩屋谷出合いの橋の袂に下山。
今回の山行は、面子にも恵まれて非常に充実した内容のものでした。
4級の沢をこれだけすばやく突破できたのは、メンバー全員に安定した実力があり、正確な判断を迅速に下すことが出来たからでしょう。
二人とも、ありがとうございました。
個人的な反省点としては、体力配分を考えることがあります。
直登が面白くて色んなコースにチャレンジしすぎて、体力と精神力が下山まで持たなかった。
沢の中ではかなり切れ味が良かっただけに、最後にばてたのが残念です。
今後は、全行程にゆとりを持って登れるように気をつけよう。